2011年12月28日水曜日

叱りゼロで自分からやる子に育てる本

内容を大雑把に言えば、タイトル通り、子育てにおいて、褒めることの大切さ、親が叱る必要はない、叱っても子どもは伸びない(新しい習慣を身につけない)などのことが具体的に書かれています。
しかも専門用語もゼロ!なのでとってもわかりやすいです。

ただ、これだけの説明では大きな誤解が生じそうなので、少しだけ本に登場する視点を紹介しますと・・

① 「褒める」と言っても、親が褒めたかどうかではなく、子どもが褒められたかどうか(褒められたと感じるかどうか)が大切という子ども側の視点で“褒める”を捉えている。

ただ褒めればよいわけではなく、その時の状況、子どもの様子、タイミング、褒め方などがとても重要という視点

③ 子どもの人権特権を明確に区別し、如何に子育てに生かしていくかが書かれており、叱る以外の方法が具体的に説明されている。

当然、これだけでは何のことやらわからないかもしれませんが、確実に言えるのは「読んだほうがいい」ではなく「絶対読むべき」本です。

「自分の子はできない」「自分の子には少し難しいかも」という視点からわが子を見るともっともっと褒めることができそうです。

※追記
2012年6月10日に、この本の著者の奥田健次先生を講師にお迎えして、東京は三鷹市において講演会を開催します。
このような貴重な機会はそう簡単にはありませんので、東京近郊の方、是非ご参加ください。
詳細の情報は講演会のお知らせをご覧ください。





ちゃれんじキッズ 応用行動分析 集団遊び おすすめの本

講演会開催報告

12月23日(金・祝)に、奥田健次先生の講演会がありました。

ちゃれんじキッズスタッフが用意した質問に対して、奥田先生がアドリブで答えるというまさにライブ感覚の講演会でした。
感想を一言で表すと・・「想像以上にすごかった」です。

スタッフは事前にスライドを準備しながら、「この質問にはこんな答えが返ってくるんじゃないかな」などと予想していたのですが、奥田先生からは見事にそれ以上の答えを返されてしまいました。
「この質問は先生の本(新刊)にも同じような質問があったから、そういう答えになると思ったのに・・さらにそれ以外にも返し方があるんですね(驚)」という具合です。

「神技」とか「神髄」とかの大げさな言葉が、参加された方には決して大げさには聞こえない、そんな内容だったのではないでしょうか。

それから、当日は奥田先生の新刊「叱りゼロで自分からやる子に育てる本」の限定先行販売がありました。
50部用意したのですが、まさにあっと言う間になくなってしまいました。
売り切れで購入できなかった皆様には申し訳ありませんでした。
→「叱りゼロで自分からやる子に育てる本」の紹介へ

スタッフ一同、とても勉強させて頂いた一日であるとともに、来年以降の活動に生かしていきたいと強く感じた次第です。

参加された皆様、奥田先生、ありがとうございました。

2011年12月10日土曜日

講演会のお知らせ(12月23日)その3

12月23日(金・祝)の奥田健次先生の講演会について、メールにて申し込まれた方で、振込みがまだという方は12月16日(金)までに必ずお振込みくださるようお願いいたします。

また、定員に対して若干の空きがありますので、当日参加の予約を引き続きメールにて受け付けています。

【申し込み方法】

件名を「講演会申し込み」としたうえで、①氏名 ②立場(保護者/保育士/心理士など) ③連絡先電話番号 ④返信用アドレスを本文に記載したメールをちゃれんじキッズchallenge_kids2009@yahoo.co.jp)まで送信してください。内容を確認した上で、こちらから受付完了の返信メールをお送り致します。

【講演会情報】 
日時:1223日(金・祝) 14時~16
場所:ウインクあいち(愛知県産業労働センター) 1001会議室
   アクセス:名古屋駅徒歩5分(http://www.winc-aichi.jp/access/
定員:150
料金:2,000 

【注意!】 
携帯電話のメールをご利用の場合、パソコンからのメールを受け取れるよう設定しておいてください。一部の方でパソコンからのメールを受診拒否する設定になっていることがあり、その場合にはちゃれんじキッズからのメールが届きませんのでご注意ください。

申し込み先 challenge_kids2009@yahoo.co.jp

【講演内容】
講演会は「これまでにないスタイル」として、スタッフが用意した質問に奥田先生が答えてくださるという形式を考えています。
用意する質問は、よくある子育て相談についての質問を中心としています。
参加される方は事前にいくつか知っておかれると「予想」や「自分なりの考え」をまとめることができるのではないかと思い、これまでに検討されている質問をいくつか掲載したいと思います。

質問1)携帯電話の開始年齢は?」・・・小学校6年 の娘です。卒業を控えて携帯電話を買ってほしいとせがまれます。他の多くの子が持っているし、「話題についていけない」「いじめられるから買って」と言わ れると悩んでしまいます。防犯という観点からは携帯電話を持たせたほうが良い気もするのですが、インターネットなどの世界は怖いと聞いており、騙されたり しないか心配です。携帯電話は何歳頃から持たせればよいものでしょうか。

質問2)「宿題をやらない」・・・小学4年 と2年の兄弟です。下校後、おやつを食べるとゲームをして遊び始めます。時間割や宿題などをやるように促すと、「今やろうと思っていたのに言われたらやる 気をなくした。だからやらない」と言って怒り、結局やりません。だからと言って、指示しないようにしても、やはり全くやりません。宿題をしなければゲーム はさせない約束にしたのですが、2人とも「ゲームやらなくてもいいもん」と言って、マンガを読んだり、2人でじゃれて遊んでいます。できれば宿題くらいは 自分からやる子になってほしいのですが。

質問3)理解しているはずなのに行動が伴わない」・・・小 学校2年生のわが子はティッシュやお菓子の包装紙をゴミ箱に捨てられません。何度注意しても、いくら怒っても、その場で泣いて反省することはありますが、 時に開き直っています。ゴミを捨てなければいけないことは理解しているはずなのですが、行動に移せないのは何か障害があるのでしょうか。また、どうしたら 理解したことを行動に移せるようになるか知りたいです。 

いかがでしょうか? 

おそらくほとんどの方が子育てをされる中で持つ悩みと共通点が多くあるのではないでしょうか。
当日、これらの質問に対してどのような回答が待っているのでしょうか。 
乞うご期待!です。

※ここで掲載した例が時間の都合によって当日取り上げられない場合もありますので、あらかじめご了承ください。

2011年12月7日水曜日

講演会のお知らせ(12月23日)その2

12月23日(金・祝)の奥田健次先生の講演会の詳細が決まりましたので、お知らせします。
募集方法や申し込み期限につきましては、変更はありません。
事前予約によるメール申し込みの締め切りが9日(金)までとなっていますので、ご注意ください。

その他の詳細につきましては、すでにご案内の通りですので、過去のページを参照してください。


講演会は「これまでにないスタイル」として、スタッフが用意した質問に奥田先生が答えてくださるという形式を考えています。

用意する質問は、よくある子育て相談についての質問を中心としています。
参加される方は事前にいくつか知っておかれると「予想」や「自分なりの考え」をまとめることができるのではないかと思い、これまでに検討されている質問をいくつか掲載したいと思います。
ただし、ここで掲載した例が時間の都合によって当日取り上げられない場合もありますので、あらかじめご了承ください。

質問1)携帯電話の開始年齢は?」・・・小学校6年の娘です。卒業を控えて携帯電話を買ってほしいとせがまれます。他の多くの子が持っているし、「話題についていけない」「いじめられるから買って」と言われると悩んでしまいます。防犯という観点からは携帯電話を持たせたほうが良い気もするのですが、インターネットなどの世界は怖いと聞いており、騙されたりしないか心配です。携帯電話は何歳頃から持たせればよいものでしょうか。

質問2)「宿題をやらない」・・・小学4年と2年の兄弟です。下校後、おやつを食べるとゲームをして遊び始めます。時間割や宿題などをやるように促すと、「今やろうと思っていたのに言われたらやる気をなくした。だからやらない」と言って怒り、結局やりません。だからと言って、指示しないようにしても、やはり全くやりません。宿題をしなければゲームはさせない約束にしたのですが、2人とも「ゲームやらなくてもいいもん」と言って、マンガを読んだり、2人でじゃれて遊んでいます。できれば宿題くらいは自分からやる子になってほしいのですが。

質問3)理解しているはずなのに行動が伴わない」・・・小学校2年生のわが子はティッシュやお菓子の包装紙をゴミ箱に捨てられません。何度注意しても、いくら怒っても、その場で泣いて反省することはありますが、時に開き直っています。ゴミを捨てなければいけないことは理解しているはずなのですが、行動に移せないのは何か障害があるのでしょうか。また、どうしたら理解したことを行動に移せるようになるか知りたいです。

いかがでしょうか?
おそらくほとんどの方が子育てをされる中で持つ悩みと共通点が多くあるのではないでしょうか。
当日、これらの質問に対してどのような回答が待っているのでしょうか。
乞うご期待!です。



2011年12月4日の様子

12月4日(日)に第20回のちゃれんじキッズが開催されました。
前回は料理教室でしたが、今回は本来の集団遊びでした。

午前中は自主学習支援でしたが、これはいつも通りの光景でしたね。
保護者からは「こんなに勉強に取り組む姿はちゃれんじキッズぐらい」と言わせるほどの静かさの中で、みんなそれぞれが勉強に励んでいました。

そのうちの数人は、用意してきた学習プリントを予想以上に早く終わらせてしまい、新しいプリントをスタッフが準備するのに大忙しでした。
次回は保護者の方には、「予想以上に早く終わると予想して、予備のプリントも持たせてください」とお願いするつもりです。


午後からは体育館で集団遊びです。

今回も初めは1回しか跳べなかった大縄で、最後には10回連続跳ぶことができて感動!というシーンがありました。
また、保護者から、「家や学校では絶対縄跳びをしません」と言われていた子どもが何気なく大縄に参加している姿も見られましたね。
こういうことはちゃれんじキッズでは珍しい光景ではありませんが、それでもこちらまで嬉しくなるものです。

写真は意見発表会の様子です。
普段は挙手が苦手という子でも積極的に挙手する姿が見られました。



終わった後に、参加児童の一人が、お母さんから「どうだった?」と聞かれて、「うん、楽しかった!だから早く帰ろう!」と元気よく答えていたのが印象的でした(笑)
「だから」の使い方が間違ってることを願いたいです(合っているなら「楽しかった」の部分はただの嫌味ですから)。

さて、次回のサンライフでの開催は来年2月12日(日)を予定しています。
今後、毎月開催を達成していくつもりですが、1月についてはまだ未定です。


応用行動分析 集団遊び 自主学習 名古屋

2011年12月3日土曜日

行動療法学会に参加

11月26日~28日まで東京で日本行動療法学会が開催され、スタッフもほとんど全員が参加してきました。
ちゃれんじキッズスタッフは本当に勉強熱心です(自画自賛!!)。

会場では、比較的子どもを対象とした発表は少なかった印象を受けました。
学校へのコンサルテーションを取り上げたシンポジウムもありましたが、特に新しい発見は得られませんでした。

“集団遊び”なんていうテーマの発表は見受けられなかったように思いますが・・正確にはわかりません。

すぐにちゃれんじキッズの活動に還元できそうな発表はありませんでしたが、支援を提供する側として、常に子ども一人一人を見る視点を忘れてはいけないなと感じました。

私たちは常に「子どもから教えられている(by 奥田健次先生)」という謙虚な態度で、“集団遊び”をテーマに掲げながらも、子ども一人一人への支援という視点を大切にしていきたいと思います。

集団遊びについて

ちゃれんじキッズ 名古屋 集団遊び