2011年11月3日木曜日

発達障害のある子の 「行動問題」解決ケーススタディ

やさしく学べる応用行動分析

この本は、福祉や教育の分野で活躍する専門家の方や、保護者の方にお勧めです。
もちろん、それ以外の方にもです。


まずなによりも、各章、各節における「アセスメント編」では、かならず「なぜ~」と行動の原因を探るアプローチ方法から始まっていますが、その回答には常に行動分析学に基づいた考え方がわかりやすく解説されています。
行動の原因を人の「心」など内面的なものに求めないと気がすまない人には、行動分析学の考え方は受け入れられないかもしれませんが、この本では、各事例の対象者の気持ちを分析手続きに含めているので、比較的読みやすいのではないでしょうか。

また、事例の一覧表が6,7ページに掲載されているのもポイントですね。
現場の方や保護者の方は、自分に関わりが深い事例から読み始めるとイメージしやすく、読み応えがあると思います。

一貫して、弱化(罰)的な手続きではなく、強化的な手続きを重視している点も学校の先生や保護者にとっては受け入れやすい内容かもしれません。




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