2012年4月24日火曜日

第24回ちゃれんじキッズ開催報告

4月15日(日)に一宮スポーツ文化センターにてちゃれんじキッズが開催されました。

今回も午前中は自主学習、午後は集団遊びでした。
午前中の自主学習はいつも通り、それぞれが自分で持ち寄った勉強をしていました。
一人持ってきた勉強内容が気に入らないということで激しく癇癪を起した子もいましたが、見事に立ち直り、結局は持ってきた勉強に取り組むことができました。
「すごい!」の一言です。

午後は、最初に「クラブ活動の時間」を行いました。
卓球、ドッジボール、バドミントンの内、自分の好きな種目を選び、基礎練習をしたり、試合をしたりしました。

その後はどろけい大縄跳び、風船バレーといった体を動かす遊びや、意見発表会連想カルタなどをやりました。

写真は風船バレーの様子です。
他のメンバーが打ちやすいように打ったり、声を掛け合って打っているのが印象的でした。
優勝したチームは、100回を超えていましたね。チームワークが抜群でした。


次の写真は連想カルタの様子です。ちゃれんじキッズのカルタはチーム対抗で行います。
「学校にあるもの」「きれいなもの」などのお題から、それに適した絵カードを一人一枚探します。
中には、自分のカードが見つかった後に、仲間の子の分を探してあげる子もいました。


次回の開催は5月27日(日)、6月24日(日)の予定です。
ただ、会場が未定なので、会場、内容が決まり次第連絡しますのでもうしばらくお待ちください。
万が一開催できないことになったら・・・すみません。

ちゃれんじキッズ 開催報告 集団遊び

2012年4月19日木曜日

風船バレー

今回は風船を使った集団遊びの紹介です。
これはちゃれんじキッズスタッフが考案した(?)内容なのですが、どこにでもあるゲームかもしれません。
とてもシンプルなのですが、やってみると「意外と盛り上がる」ゲームです。

【ゲーム内容】
事前の準備として、5m×5m程度の枠(コート)を、グループ(1グループ4,5人)の数だけ地面や床に作ります(人数によって大きさは調整します)。
ちゃれんじキッズでは、ビニールテープを使って枠を作ります。
他に、グループに一つの風船と、人数分のラケット(100円均一のプラスチック製の短いラケット)を用意します。

準備ができたら・・・
まず、集団を少人数(4,5人)のグループに分けます。
そして、それぞれにラケットを配り、グループに1つ風船を渡します。

「スタート!」の合図とともに、制限時間内で風船を落とさずに、何回ラケットでトス(打つ)をし続けることができるかを競います。

ただし、ルールとしては次の3点が事前に伝えられます。
1)トスをした際に、足が枠をはみ出してはいけない。
2)同じ子どもが2回連続でトスしてはいけない。
3)与えられたラケット以外を使用してはいけない。 

制限時間が終了したら、各グループの最高記録を発表していき、グループ間で勝敗を決めます。

【ゲームの目標】
 まずは、他のゲームにも共通するように、とにかく楽しめることです。
最低限のルールだけは守って、あとは楽しくやることが最低限求められることです。

次に目標となるのは、暗黙の順番を守って参加することができるかどうかです。
このゲームには「2回連続してはいけない」というルールはありますが、「他の子を制してまでやってはいけない」とか「1回おきにトスしてはいけない」などのルールは一切ありません。
かと言って、“自己中”になってしまうと周りとうまくいきませんので、「暗黙のルール」を如何に守って参加することができるかどうかが重要です。

また、粗大運動が苦手な子どもにとっては、その練習になります。
一生懸命ゲームに参加しているのだけれど、風船を上から下にしか打つことができない子どももいます。
その場合、同じグループの子どもからは「もっとちゃんとやってよ」などと言われたりするのですが、本人は「ちゃんとやっている」のですから複雑です。
そういったことも、普段ラケットを持つ機会、集団の中でラケットを持つ機会がなければできない経験ですので、とても重要です。

【ここが重要】
① 熱くなりすぎず、「2回連続は禁止」などの順番を守ることができるか。
② 「暗黙の順番」を守って、他の子とのバランスをとりながら参加することができるか。
③ ラケットを持って、落ちてくる風船を下から打つことができるか。

ちゃれんじキッズ 集団遊び 応用行動分析

2012年4月2日月曜日

人数集め

久しぶりに集団遊びの紹介です。
今回の遊びはどこかのサイトで見た気がするので、たぶんちゃれんじキッズオリジナルではありません。
それでも、単純かつ盛り上がるので掲載しておきます。

【ゲームの内容】
子どもたちはフロアにバラバラに立っており、その状態から「スタッフが宣言した数だけ人数を集めて座る」というシンプルなルールです。
例えば、スタッフが「5人!」と言ったなら、子どもたちはお互いに声を掛け合って5人組みを作ってその場に座ります。
全員が座るか、指定の人数を集められない子ども(たち)が確定したら、またバラバラに立ってもらい、次の数字を宣言するという流れです。

ちゃれんじキッズでは、以下の3つの工夫を行っています。
① 一番早く集まって座ったグループに得点を与える(ただし判定がかなり難しいです)。
②  慣れてきた頃に、「同じ学年の2人!」とか、「同じ性別で3人!」などの条件を増やす。
③ 指定の人数を集められずに取り残されてしまうことで、かんしゃくを起こしそうな子どもがいたり、雰囲気が悪くなりそうな時には、最後にはスタッフにも声をかけてよいことにしておき、余りが出ないようにする。

【ゲームの目標】
このゲームでは、自分から周囲の子どもに関わっていかなければ取り残される確率が高まります。また、他の集団遊びには“一人で”参加しているような子どもでも、誰かと2人以上のグループを作らなければいけません。つまり、まずは他の子どもと手をつなぐ、話しかける(かけられる)などの“かかわり”ができるかどうかです。

そして、かかわる際には、自分から話しかける、寄っていくなどの積極的な行動ができるとよいです。

さらには、取り残されてしまった場合にもかんしゃくを起こさずに次のターンに参加することができれば最高です(もちろん、取り残されることを何とも思わなければ、ゲームに参加せずにぼーっと立っているだけになるので、「取り残されたくない」という気持ちも大事です)。

【ここが重要!】
① 他の子どもと手をつないで(あるいは近い距離で)一緒に座ることができるか
② 他の子どもに話しかけることができるか
③ 取り残されて余ってしまうことを避けようと努力できるか(ゲームに参加する大前提です)