2011年9月13日火曜日

連想カルタ

【ゲーム内容と目標】
まず、さまざまなもの(動物や飲食物など)が描かれたカルタを用意します。もちろん、カルタ以外のものであっても構いません(絵や意味のある文字が書かれているものであれば使えます)。それらを、部屋の一角にバラバラに配置しておきます。

次に、子どもたちを2つのチームに分けます。そして、ルールを説明します。
①スタッフが出すお題に沿った内容のカルタを持って来ること。

②カルタが人数分あるとは限らないので、遅いとなくなる可能性もあること。
③同じチーム同士、手伝ってあげても良いこと。
④持ってきたカルタがテーマに沿っているかどうかはスタッフが決めること。
他にも暴力的な行為の予防など、その集団に合わせた説明をした後、ゲーム開始です。

ゲームの流れを例で説明します。
まず、スタッフが「甘いもの」とお題を出します。
子どもたちが一斉にカルタのほうへ行き、お題に沿った内容のカルタを探し、持って戻ってきます。
持って来たカルタが、「ショートケーキ」「あめ玉」「砂糖」などであれば正解。
一方で「キムチ」「ヘビ」などであれば不正解と判定します。
お母さんが描かれたカルタを持ってきて「うちのお母さんは私にあまい」と言ったりした場合、ちゃれんじキッズでは正解にするでしょうね(笑)

さて、チーム対抗にする意味はここからです。
集団でやっている場合、「甘いもの」に対して適切なカルタを選択できない子どももいます。
「ケーキ」と言われて「ショートケーキ」のカルタを選ぶことや、「いちごがのっている食べ物」とか「三角形の食べ物」と言われて「ショートケーキ」のカルタを選ぶことはできても、視覚的な関連のない、「甘いもの」と「ショートケーキ」はより難しいと考えられます。
※この例は比較的簡単な例ですが、たとえば、「体をきれいにするもの」から「歯ブラシ」や「タオル」などを選ぶことは、より難しいかもしれません。「すっきりするもの」というテーマに沿った選択は、さらに難しいと思います(個人差がありますが)。

そこで、他の子が手伝っても良いというルールがあり、手伝った子どもは得点発表の時に名前を挙げられて「よく手伝ってくれたよね」などと賞賛されたりします。

変則ルールとして、完全な正解に2点、微妙な正解に1点と得点を与えたり、チームメイトを手伝うと得点がもらえるなどのルールがあっても良いかもしれません。

【ここが重要!】 

①聞いたテーマを覚えて、それをもとに適切なカードを選べるか。
②難しいテーマに沿ったカード選択ができるか。
③テーマに沿ったカードが見つからなくても、怒らずに次に切り替えられるか。
④チームメイトの様子を見て、手伝ってあげることができるか。
⑤スタッフの判定に従えるか。 


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