2011年9月22日木曜日

意見発表会

読んで字のごとく、意見を発表しあう会です。
これは何かを競うものではないので、「集団遊び」というよりも「集団活動」と言ったほうがしっくりくるかもしれません。

【ゲーム内容】
様々なバージョンが想定されますが、それはその時の目標によって変わってきます。
たとえば、「好きなもの」に沿って発表して欲しい時、「とにかく何でも良いので、みんなの前で話す練習」をしたい時、あるテーマを決めて、その「テーマに沿って話す」時などです。

具体的には、こちらでテーマを「恐竜」と決めて、恐竜について思うことを何でも発表してもらうというものが「テーマに沿って話す」になり、「好きなものについて話してください」というと、「好きなもの」がテーマになります。

このゲームには正解がありませんが、かと言って全くの自由ではなく、以下のような最低限の基準を設けて対応しています。

①子どもは、挙手をして、あてられてから前に出て話す。
②子どもがあててもらえずに怒った場合には、次にはあてない。
③静かに挙手している子を優先してあてる。
④(子どもによって)テーマに沿っていない発表は、ヒントつきで言いなおしをしてもらう。
⑤前の子の発表の時に離席したり騒いでいると、次にはあてない。

 

 
【ゲームの目標】
発表が苦手で人前で小さな声になってしまう子は、学校では「もっと大きな声で」と言われ、常に発表には嫌悪感がつきものになります。
また、何を発表していいのかわからない子は、せっかく発表しても「違うよ」などと指摘されることが多く、やはり発表が苦手になっていきます。

そうすると・・・発表が苦手→発表の機会を避ける→同時に練習の機会が減る→さらに苦手になるという悪循環が起こります。

ちゃれんじキッズでは上記のような悪循環を避けるために、子どもに合わせた対応をしています。

たとえば、元々小さな声で話す子は、声が聞きとりにくくてもそれでOKとし、発表できたこと自体をほめ、周囲から認めてもらえるように対応しています。

ちゃれんじキッズではマイクを使っていますが、そのような工夫も良いです。
そのような中で人前で話すこと、みんなから認めてもらえることが「楽しい」と感じられるような経験を1回でも多くして欲しいというのがこのゲームの目標です。 


応用行動分析 集団遊び 療育支援 自己主張 意見発表会