2011年9月16日金曜日

UNO(ウノ)

今回は世界的に人気のあるカードゲームについての紹介です。
ゲームのルールは誰でも知っている通りで、ちゃれんじキッズでも特別なルールはありません。なので、ここでは省略します。
このページでは、ウノを知らない子、しかもルール理解が苦手な子に対してどうやって教えていけばよいか?ちゃれんじキッズの工夫をお伝えします。

【ゲームの目標】

ウノの目的は当然一番になることでしょう。

また、順位とは別に、みんなで楽しむためには、順番を守ることやルールに従うこと、一番になれなくてもゲームを続けることなども大切です。

【ルールの教え方】
この手のゲームはルールが複雑で、覚えなければいけないことがたくさんあります。

そのため、子どもによっては、ルールを理解する前に参加をあきらめたり、〈draw two〉などのルールを知らない子にとっては受け入れがたい手札を出された時に癇癪を起こしたりしてなかなか定着しません。
せっかく一つのルールを覚えても、次のルールに直面して結局最後までやれないことが多々想定されるのです。

そこで、ちゃれんじキッズでは最初からルールを全て教えるのではなく、最小限のルールからウノを始めます。
例えば、初めての子どもとは「数字カードのみ」「複数枚出すルールは教えない」などの非常にシンプルな状態から始めます。
こうすることで「ウノに参加して最後までやること」を経験してもらいます。
ウノに参加できる(勝てればもっと最高)ことで、さらに複雑なルールを覚える動機づけが生まれます。
そこで徐々に「新しいルールを追加します」と言って、
一つずつ付け加えていくのです。
この方法はウノに限らず、トランプなどの他のカードゲームでも応用可能です。


以下に、初心者にウノを教える際のステップを例示します。
それぞれのステップは習得してからも2~3回は実施されることをお勧めします。
ステップはさらに細かくすることもできますし、飛ばしたり、同時に教えることもできます。その子に合わせた教え方の参考にしてください。

① 数字カードのみを使用して、同じ色か同じ数字のカードを出せることを教える(最初の手持ちは3枚~5枚で、出せるのは1枚のみ)。
② ①と同じルールで、数字が同じであれば色が異なるカードでも一度に出せることを追加する(2枚以上出せることを教える。最初の手持ちは5枚~7枚)。
③ 〈skip〉カードを追加する(配る前に説明をし、配る際に必ず手持ちに含まれるようにする)。
④ 順次〈reverse〉などの他の英語カードを追加する。
⑤ 想定される地方ルールがあれば、追加したルールで行ったり、追加せず行ったりして様々なルールに対応できるようにする。 

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