【ゲーム内容】
まず2チームに分かれます。セッティングとしては、部屋の端(一画)に色々な物(ちゃれんじキッズでは箱やボールなど10品くらいを2セット以上使用;以下では“借り物”と呼びます)をランダムに配置します(イメージ図を下に示しました)。
まず2チームに分かれます。セッティングとしては、部屋の端(一画)に色々な物(ちゃれんじキッズでは箱やボールなど10品くらいを2セット以上使用;以下では“借り物”と呼びます)をランダムに配置します(イメージ図を下に示しました)。
そして、その左右両側に、それぞれのチームが向かい合う形で座ります(2チームそれぞれの列と、借り物でコの字になるイメージです)。この2チームの距離はゲームには関係ありませんが、5メートルくらいを考えてください。
部屋のもう一方の端に、ホワイトボードを壁に向けて(座っている子どもたちから見えないように)設置します。そのボードには、チームごとに子どもの名前と、 全ての借り物を縦に並べて書いておきます。そしてチームごとにスタッフがホワイトボードの前に立ちます(つまり2名)。長くなりましたが、これでセッティ ング完了です。
ゲー ムは、それぞれのチームの最初の順番になった子どもが、合図で走り出し、ホワイトボードの前に立つスタッフの所へ行きます。そこで、スタッフから他の子ど もに聞こえないように、「ある子どもの名前(チームメイト)」と「借り物」を指示されます。その指示を受けた子どもは、指示通りの子どもの名前を呼び、 「○○くん(ちゃん)!△△持って行って!」と伝えます(「持って行って」の部分は「お願い!」などの依頼の表現であれば何でも可)。たとえば指示された名前が「いちろうくん」と「ふうせん」であれば、「いちろうくん、ふうせん持って行って」という具合です。指示された直後に大声で叫んでも、対象の子どもの前まで走って行ってから伝えても構いません。
ゲー ムは、それぞれのチームの最初の順番になった子どもが、合図で走り出し、ホワイトボードの前に立つスタッフの所へ行きます。そこで、スタッフから他の子ど もに聞こえないように、「ある子どもの名前(チームメイト)」と「借り物」を指示されます。その指示を受けた子どもは、指示通りの子どもの名前を呼び、 「○○くん(ちゃん)!△△持って行って!」と伝えます(「持って行って」の部分は「お願い!」などの依頼の表現であれば何でも可)。たとえば指示された名前が「いちろうくん」と「ふうせん」であれば、「いちろうくん、ふうせん持って行って」という具合です。指示された直後に大声で叫んでも、対象の子どもの前まで走って行ってから伝えても構いません。
指示された子どもは、指示された「借り物」をホワイトボードの前に立っているスタッフの所まで持って行き、そこでまた次の指示を受けます。これを借り物を全種類持って来るまで繰り返し、速さを競うというゲームです。
【ゲームの目標】
このゲームの目標は、何よりもまず、他の子どもの名前を呼ぶということです。
子ども同士のコミュニケーションにおいては、相手の名前を呼ばないとせっかく 話しかけても気付いてくれないことがあります。普段子ども同士の関わりが少なくて、大人との関わりが多い場合(大人は子どもの意図を察して反応してしまう こともあって)、相手の名前を呼ぶという習慣が定着しておらず、コミュニケーションの妨げになっている場面がちゃれんじキッズでも度々見受けられます。このゲームは子ども同士で名前を呼び合うきっかけを作れないか?ということから考え出されました。
もちろん、指示を正確に聞くこと、相手の子どもに伝えることも大切なことであり、目標の一つです。そして、相手や借り物が指示と異なっている場合にはホワイトボードのスタッフに渡した時点で、やり直しとなります。
また、相手に「お願いをする」ことも重要な目標の一つです。たとえば、子どもの名前と借り物の名前だけを伝えた場合(前例では「いちろうくん、ふうせん」)、スタッフがすぐに止めて、正しく言い直しをさせます(ヒントの出し方は子どもによって異なります)。
【ここが重要!】
もちろん、指示を正確に聞くこと、相手の子どもに伝えることも大切なことであり、目標の一つです。そして、相手や借り物が指示と異なっている場合にはホワイトボードのスタッフに渡した時点で、やり直しとなります。
また、相手に「お願いをする」ことも重要な目標の一つです。たとえば、子どもの名前と借り物の名前だけを伝えた場合(前例では「いちろうくん、ふうせん」)、スタッフがすぐに止めて、正しく言い直しをさせます(ヒントの出し方は子どもによって異なります)。
【ここが重要!】
①指示された子どもの名前を呼べるか。
②スタッフの指示を正確に相手に伝えられるか(伝える側として)。
③名前を呼ばれて、借り物をスタッフの所まで持って行くことができるか(伝えられる側として)。
④急ぐことができるかどうか。
⑤座っている際、チームメイトを応援できるか。
応用行動分析 集団遊び 療育支援 借り物競争
②スタッフの指示を正確に相手に伝えられるか(伝える側として)。
③名前を呼ばれて、借り物をスタッフの所まで持って行くことができるか(伝えられる側として)。
④急ぐことができるかどうか。
⑤座っている際、チームメイトを応援できるか。
応用行動分析 集団遊び 療育支援 借り物競争